この記事でできるようになること
- このスクールで使う4つのツール(HFM・MT4・MQL4・ChatGPT)の役割を説明できる
- それぞれのツールが「無料か有料か」「何を準備すればいいか」が分かる
- 海外業者を使うときの注意点(税金・規制)を知っておける
準備するもの
- Windows PC(Macの場合は2-3の注意を参照)
- メールアドレス(デモ口座・ChatGPTの登録に使います)
- インターネット接続
手順
第2章は環境構築の章です。この記事では、実際に手を動かす前に「何を、何のために準備するのか」を確認します。4つのツールを1つずつ確認していきましょう。
2-1-01.png手順1 取引業者「HFM」の役割を確認する
FXの取引には、取引の窓口となる「業者(ブローカー)」の口座が必要です。このスクールではHFM(旧HotForex)を使います。
選んだ理由は次の3つです。
- MT4を今も提供している: 新しいMT5に移行した業者が増えるなか、HFMは初心者向けの情報が豊富なMT4を引き続き提供しています。
- デモ口座が無料: 本物の相場データで、仮想のお金を使って練習できます。入金は一切不要です。
- 口座タイプが選びやすい: 初心者向けのスタンダード系の口座があります(2-2で選びます)。
第2章で作るのはデモ口座だけです。リアル口座の開設や入金は第7章まで出てきませんし、その際も操作はご自身で行っていただきます。
2-1-02.png手順2 取引ソフト「MT4」の役割を確認する
MT4(MetaTrader 4/メタトレーダー・フォー)は、ロシアのMetaQuotes社が開発した取引ソフトです。世界中のFX業者が採用しており、無料で使えます。
MT4でできることは大きく3つです。
- チャートを表示する(1-2で見たローソク足やインジケーター)
- 注文を出す・決済する(手動でもEAでも)
- EAを動かす・バックテストする(このスクールの主役)
MT4はHFMの会員ページからダウンロードします。ダウンロードとインストールは2-3で行います。
MT4には「MetaEditor(メタエディター)」というプログラム編集ソフトが付属しています。AIが書いたコードを貼り付けて、MT4が実行できる形に変換(コンパイル)するのがMetaEditorの仕事です。開き方は2-4で扱います。
2-1-03.png手順3 プログラミング言語「MQL4」の役割を確認する
MQL4(エムキューエル・フォー)は、MT4用のEAを書くためのプログラミング言語です。EAのファイルは「〇〇.mq4」という名前で保存され、コンパイルすると「〇〇.ex4」というファイルになります。MT4が実際に動かすのは「.ex4」の方です。
あなたがMQL4を読める必要はありません。 書くのはChatGPT、貼り付けてボタンを押すのがあなた、という分担です。ただ、「.mq4がコードの元ファイル、.ex4が動く形」という2つの拡張子だけは覚えておくと、第4章で迷いません。
| 拡張子 | 何のファイルか | 誰が作るか |
|---|---|---|
| .mq4 | 人間(AI)が読み書きするコード | ChatGPTが書き、あなたが貼り付ける |
| .ex4 | MT4が実行する形式 | MetaEditorのコンパイルで自動生成 |
なお、MT5用の言語「MQL5」は文法が異なり、MT4では動きません。AIに頼むときは必ず「MQL4で」と伝えます(第3章)。
手順4 AI「ChatGPT」の役割を確認する
このスクールでは、OpenAI社のChatGPTを使ってMQL4のコードを書いてもらいます。無料プランで始められ、初心者向けの使い方情報が多いのが理由です。
- 無料プランで開始し、長いコードが途中で切れるなど不便を感じたら有料プランを検討する、という進め方をおすすめします
- アカウント作成から画面の見方までは第3章(3-1)で扱います
- 他のAI(Claude、Geminiなど)でも同じプロンプトでおおむね代用できますが、記事の手順はChatGPT前提で書いています
2-1-04.png手順5 海外業者を使うときの注意を知っておく
HFMは海外のFX業者です。国内業者と違う点を、始める前に知っておいてください。
税金の扱いが違います 日本の国内FX業者の利益は「申告分離課税(一律約20%)」ですが、海外業者の利益は原則として**「雑所得・総合課税」**になります。給与など他の所得と合算され、所得が多いほど税率が上がる仕組みです。また、損失を翌年に繰り越すこともできません。利益が出た場合の確定申告については、税理士や税務署にご確認ください。
日本の金融庁の登録業者ではありません 海外業者は日本の規制の外にあるため、トラブル時に日本の制度で保護されない場合があります。だからこそ、このスクールでは「デモ口座で十分に練習し、リアルは失っても困らない金額だけ」という順番を守ります。
レバレッジが高く設定できます 国内業者の上限(25倍)より高いレバレッジが使えますが、1-1・1-5で説明した通り、損失も同じ倍率で拡大します。
これらは「海外業者は危ない」という話ではなく、「仕組みを知ったうえで、自分の責任で使う」ための情報です。
つまずきポイント
- MT5をダウンロードしてしまう: HFMのサイトにはMT4とMT5の両方があります。このスクールはMT4です。2-3で必ず確認してください。
- 「4つも覚えるのは大変」と感じる: 実際に触るのはMT4(とMetaEditor)とChatGPTの2つだけです。HFMは口座を作ったら基本的に触りませんし、MQL4は読みません。
- いきなりリアル口座を作ろうとする: 第2章で作るのはデモ口座だけです。リアル口座は第7章まで不要です。
- 税金のことで不安になって止まる: 利益が出てから考えれば間に合います。今は「海外業者は雑所得」とだけ覚えておけば十分です。
次の記事
次は、HFMの公式サイトでデモ口座を開設します。→ 2-2 HFMのデモ口座を開設する