AI EA スクール
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カリキュラム 第3章 ChatGPTの準備とプロンプト AIの回答の受け取り方
3-4

AIの回答の受け取り方

読み終わるまでの目安 約15分

この記事でできるようになること

  • ChatGPTの回答から、コードの部分だけを正しくコピーできる
  • 「解説」と「コード」を分けて出してもらえる
  • 分からない用語や行を、AIに聞き返して理解できる

準備するもの

  • 前の記事で実例1のプロンプトを送信したChatGPTの会話
  • メモ帳(Windows標準のアプリ。コードの一時置き場に使います)

手順

手順1 回答の構成を確認する

実例1のプロンプトを送ると、回答はだいたい次の順で返ってきます。

  1. 短い前置き(「以下がMQL4のコードです」など)
  2. コードブロック(背景が暗い色の四角い枠。右上に「コピー」ボタンがあります要確認
  3. 日本語の解説(各部分が何をしているか)
  4. 注意事項や補足

大事なのは2の「コードブロック」です。EAとして使うのはこの枠の中身だけで、それ以外の文章はMetaEditorに貼ってはいけません(貼るとエラーになります)。

コードブロックの左上には「mql4」や「cpp」「c」といった言語名が表示されることがあります。要確認 「mql5」と表示されていたら、MQL5のコードが混ざっている可能性が高いので、「MQL4で書き直してください」と返します。

手順2 コードブロックをコピーする

コードブロックの右上(または右下)にある「コピー」ボタンを押します。要確認 これで枠の中身がすべてクリップボードに入ります。マウスで範囲選択する必要はありません。

範囲選択でコピーすると、先頭や末尾の1行が欠けたり、余計な文章が混ざったりしやすいので、必ず「コピー」ボタンを使ってください。

コピーしたら、いったんメモ帳に貼り付けて保存しておくと安心です。

  1. Windowsの「メモ帳」を開く
  2. [Ctrl]+[V] で貼り付ける
  3. 「ファイル」→「名前を付けて保存」で、デスクトップなどに MyEA_v1.txt のような名前で保存する

ChatGPTの会話は探しにくくなったり消えたりすることがあるので、コードは自分の手元にも置いておく習慣をつけましょう。MetaEditorへの貼り付けは次の章で行います。

手順3 「解説」と「コード」を分けてもらう

回答によっては、コードの途中に日本語の解説文がはさまっていたり、コードが複数のブロックに分割されていたりすることがあります。このままではコピーが面倒なので、次のように頼み直します。

ありがとうございます。
コードは1つのコードブロックにまとめて、解説はコードブロックの外に分けて書いてください。
コードは省略せずに、最初から最後まで完全な形で出力してください。

「1つのコードブロックに」「解説は外に」の2つを伝えれば、ほとんどの場合きれいに分かれて返ってきます。分割されたブロックを自分でつなぎ合わせるのはミスのもとなので、必ずAIにまとめてもらってください。

手順4 コードの中の「コメント」と「input」だけ眺める

コードの中には、// で始まる行があります。これは「コメント」と呼ばれるメモで、プログラムの動作には影響しません。AIが「// 利確の計算」のように、そこで何をしているかを書いてくれています。

コードを読む必要はありませんが、次の2点だけは軽く目を通してください。

  • 「// 以下同様」「// …」「// 省略」のような行がないか(あれば省略されています。手順3の頼み直しで「省略せずに」を強めてください)
  • input で始まる行が、頼んだ項目(RSIの期間、買い・売りの水準、利確、損切り、ロット)のぶんあるか

それ以外の行は、今は読めなくて大丈夫です。

手順5 分からない用語はそのまま聞き返す

解説を読んで分からない言葉が出てきたら、その場でChatGPTに聞いてかまいません。「こんな基本的なことを聞いていいのかな」と遠慮する必要はありません。何度聞いても嫌な顔をしないのがAIの良いところです。

「マジックナンバー」とは何ですか?FXもプログラミングも初心者なので、たとえ話を使って3行で教えてください。
コードの中の「OnTick」という部分は何をしていますか?初心者向けに教えてください。

聞き方のコツは2つです。

  • 「初心者向けに」「3行で」のように、レベルと長さを指定する
  • 聞きたい言葉を「」で囲む(AIが何について聞かれたか迷わなくなります)

コード全体の説明をあらためて欲しいときは、プロンプト集の「5. コードの内容を説明してもらうプロンプト」を使ってください。

手順6 AIも間違えることを前提にする

ChatGPTの出すコードは、たいてい正しく動きますが、ときどき間違います。よくあるのは次の3つです。

  • MQL5の書き方が混ざる(MT4では動きません)
  • 関数名(部品の名前)のつづりが違う、または部品の中身を書き忘れる
  • セミコロン(;)の抜けなどの小さなミス

これらを目で探す必要はありません。次の章でMetaEditorの「コンパイル」という作業をすると、間違いがあれば行番号つきで教えてくれます。そのエラー文をそのままChatGPTに貼れば直してもらえるので、この段階では「間違っているかもしれない」と心にとめておくだけで十分です。

また、コンパイルが通っても「意図したルール通りに動いているか」は別の話です。それは第5章のバックテストで確かめます。AIは頼れる助手ですが、最終チェックは自分で行う、という姿勢でいてください。

つまずきポイント

  • コピーしたのに、貼り付けると一部しかない: 範囲選択でコピーしています。コードブロック右上の「コピー」ボタンを使い直してください。
  • コードブロックが2つ以上ある: 手順3の頼み直しで1つにまとめてもらいます。自分でつなぎ合わせるのはミスのもとです。
  • 解説が長すぎて読めない: 読まなくて大丈夫です。コードをコピーして次の章に進み、必要になったときに手順5の聞き方で部分的に聞きましょう。
  • 「このコードは動作を保証しません」と書かれている: AIの定型的な注意書きです。次章でコンパイルし、第5章のバックテストで動作を確認するので、この時点では気にしなくて問題ありません。
  • 会話が消えた・見つからない: 左側のサイドバーの履歴から探せます。見つからなければ、手順2で保存したメモ帳のファイルを使ってください。

次の記事

次の章から、いよいよMetaEditorにコードを貼り付けてEAファイルを作ります。まずはスクール共通のサンプルEAで練習します。